山辺にて

善光寺から黒姫へ。

久しぶりの再会に湧く、温石・tadokoro gallery・未草とわたし。5人で向かった山裾の森。原生林がグルリと囲む辺りには狸・日本狐・月の輪熊・野兎・啄木鳥・ハクビシン。野生の生き物たちの住まいもある。

ふかふかの大地に足を沈めながら歩くその足元には落ち葉・ドングリ・山栗ころころ。色々な種類のキノコもわさわさ。日本の山の自然の豊さよ。

あ、落ち葉が一枚だけ歩いてる。よく見てみると沢蟹さささ。

人の繋がりの不思議と、取り巻く自然の懐の深さ。そんなことを味わいながら、黒姫の森を歩いた。

年中花と緑に囲まれ、海を見て育った私には日本の山はとてもストイックな存在。雄大で、圧倒的で、寒くて、清浄。秋の紅葉と恵みの後の落葉。山や林の葉が落ちて朽ち錆びたような色一色になる冬。日々増して行く寒さに身体も心も縮んだ10代の記憶がベースにそんな印象がベースとなっているのだろう。

その記憶が私の山への記憶をさみしいものにした。けれど、いい大人になった今、ツーンと冷たく引き締まるような空気と、葉が落ちて空の面積が広がるがる日本の冬が大好きになった。

常緑の沖縄と本州を行ったり来たりできることが大きな違い。昨夜から南軽井沢へ越した友人宅に滞在。今朝は山栗を拾いながら、冷たく澄んだ空気で肺を洗いながら散歩。

豊かな豊かな秋の空。


2017年09月29日 | Posted in | タグ: , Comments Closed 

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