夜へ
月の中には蚕棚に似た部屋がたくさんあった。人が1人ずつ寝れるだけの青白く光る棚部屋。私はそこで深い眠りについていた。
何かが私を起こして、私は頭から地上へと引っ張られて行く。すごく嫌で抗いたいのだけれど、身体が動かない。頭からぐんぐん引っ張られて、もう抵抗できないと諦めた。すごく眠くて、まだまだ休んでいたかったのに。地上へと吸い込まれて行って、目が覚めたら布団の中だった。
空を見上げながら、6歳の頃高熱を出して寝ていた時の夢を思い出す。今宵の空気も濃厚。
お休みなさい。
月の中には蚕棚に似た部屋がたくさんあった。人が1人ずつ寝れるだけの青白く光る棚部屋。私はそこで深い眠りについていた。
何かが私を起こして、私は頭から地上へと引っ張られて行く。すごく嫌で抗いたいのだけれど、身体が動かない。頭からぐんぐん引っ張られて、もう抵抗できないと諦めた。すごく眠くて、まだまだ休んでいたかったのに。地上へと吸い込まれて行って、目が覚めたら布団の中だった。
空を見上げながら、6歳の頃高熱を出して寝ていた時の夢を思い出す。今宵の空気も濃厚。
お休みなさい。