行き先

田原あゆみ 大人読本

今朝は友人と一緒にフェルデンクライスのワークショップへ。声の誘導に従ってゆっくりと身体を動かすことで、細部に意識を払う。普段当たり前に使っている身体のパーツの一つ一つが連携して動いていること、それらが集まって一つの身体、私を形成しているということに感覚を澄ました1時間。

驚いたのは、左右の違い。寝そべった状態で右脚をゆっくりと動かしたら体全体が連動していることがはっきりと分かった。さて、弱いと思っていた左脚の番。なんと、右脚より力があって楽に上がるではないか。しかも独立していて身体全体とのつながりが薄い感覚があった。

終わってそのことを先生に話したら、

「違いがあっていいんです。左右の違いがあるからこそ次の動きにつながるということもあるのですよ。そのうちその違いも忘れるかもしれません」とのこと。

なるほど、肯定感はとてもいい。自然の中では左右非対称というのは当たり前のことなのだから。何かに気づくとそれを勝手に問題視して矯正するために時間とエネルギーを使うより、それを受け入れて個性だと思うことは自分に優しくてエコだ。

まだ一回しか受けていないけれど、もうなんだか気持ちが良くて、2時間ほど瞑想明けのようや感覚に包まれていた。ほわーっとぼーっとした感覚で帰途につく。

電車の中で自分の足元をふと見ると、車内のみんなのつま先の向きが色々だ。皆その人の様々な癖や個性を持った身体に乗ってあっちへ行ったりこっへ行ったり。身体って意識を乗せた乗り物のようだ。その乗り物の行き先を決めると当たり前のように身体の隅々に伝わって、つま先の向く方向へと運ばれて行く。当たり前だと思っていることに気づくと景色がまるで違うものに見えてくる。

 

みなさんもわたしも、どこへと向かっているのかしら?

2017年09月01日 | Posted in | タグ: Comments Closed 

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